産業用太陽光発電とアパート、投資するならどっち?

アパートやマンションの大家さんは、一見すればラクな 投資家稼業のように思われがちですよネ。  
建物さえ造ってしまえば、あとは入居者様が入ってくるのを待てばいい。  
住民が埋まれば、それからは家賃収入「不労所得」で左ウチワ・・・。  
実際に アパート・マンション経営にたずさわったことのない人から見ると、賃貸住宅オーナーとはこんなものと、イメージをもたれるかもしれません。    
ですが、実情はどうでしょうか?  
メリットとして、他の投資事業よりも、たしかに相対的には安心で確実なものかもしれませんが。

一方 土地付き「産業用太陽光発電」は、売電収入を家賃収入として見なせば 初期投資が非常に大きく、ランニングで回収していくという点で「不動産投資」と非常に似た収益構造を持っています。

ですので、一般的にアパートやマンション等への投資と よく比較されます。

一見、最も手堅くて危うげないと思われる不動産事業。しかし内実はリスクだらけ。勿論 産業用太陽光発電にも、リスクは有りますが…。

それでは 今、投資家から最も注目を集めている太陽光発電と(アパート・マンション等の)不動産投資を 具体的に徹底的に比較してみましょう!「運営者」が、どちらが如何なる点で優れているかを 様々な角度から検証しますヨ。

ココが凄いぞ!太陽光発電

その①

空室のリスクがない

不動産投資の場合、家賃の多寡に拘わらず 必ず入居者を見つけなければなりません。

 

入居者が見つからず空室のままであれば、当然ながら その期間は家賃収入を得ることができませんよネ。

 

しかし、太陽光発電の場合は、太陽が出ている間は必ず発電をしてくれるので、収入が途絶えることなく、安定した収益を見込むことが出来ますヨ。

【補足】一見、安定しているように思えるアパート経営、実は入居者が決まらなければ、収入が不安定。退去者が出ると、確実に収入減。厳しいです!
特に これからは社会の少子高齢化により、日本の人口が減少していきますし 2015年からは世帯数も減少に転じますから、賃貸住宅の需要はどんどん下がっていきます。

その②

入居者とのトラブルがない

太陽光発電にはアパートやマンションと違って入居者がいません。

 

従って入居者との間で発生する様々なトラブルに 巻き込まれることもありませんし、理不尽なクレームに悩まされることも有りません。

【補足】アパート経営は 家賃延滞などが発生する可能性が常にあり、精神的ストレスも増えます。 
現在はデフレ不況による社会の貧困化が顕著なため、そのリスクはますます上昇していると言えるでしょう。 
また 入居者同士のトラブル、インフラ設備に関するクレームなど、いろいろと気を使う問題が 常に発生するリスクも有ります。

その③

大規模な修繕費の必要がない

不動産物件は5年、10年と経つごとに 必ず大規模修繕が必要になってきます。

また日々修繕をしないと、次の方が入居してくれないばかりか 現・入居者が退去してしまうかも?物件価値の維持が極めて重要です。(入居率や賃料にも差が出てくるので、コストをかけざるを得ません)

 

一方、太陽光発電の場合は メンテナンスを定期的にしっかりと行なっていれば、思いのほか大きな修理が発生する事は 殆どありません。(ほぼメンテナンスフリー)

 

運営・修繕費という観点から考えても、太陽光発電の方がメリットは大きいです。

【補足】アパート経営は兎角「管理費がかかる」と言われています。   

とりわけ最近は、日本の治安がどんどん悪化しているので、セキュリティーの為にも、管理会社に委託したり 警備会社と契約したりしなければならないケースも・・・。
それと、建物のメンテナンスが大変。定期的な清掃のほかに、いつかは改修・建て替えをしなければなりません。 
マナーの悪い入居者がいたら、部屋をメチャクチャにされるかも・・・。 

その④

固定資産税が安い・不要

太陽光発電の場合は、不動産物件と違って、「再生可能エネルギー発電設備に係わる固定資産税の軽減処置」という特別処置があるので、(システムの償却資産の)固定資産税が非常に安いです。

 

設備投資額(評価額)1500万円で 17年間で130万円(1年目 14万円~)年平均8万円弱の税金で済みます。(規模10kw未満や設置方法(アパートの屋根に設置等)によっては 税金が不要です)

 

反対にアパートの場合は、木造でも法定耐用年数が20年と長く 優遇制度もないため、

 

同じ金額で計算すると、年に20万円〜 長期間固定資産税が必要になります。

 

その差は大きいですよネ。

 

当然ですが、不動産物件の場合は 規模や用途・立地で何百万円という固定資産税を払うケースもあります。

【補足】固定資産税意外にも 仲介手数料や広告費など、意外と出費が多いのもアパート経営の特徴です。

その⑤

利回りが高い

マンション等の不動産物件の場合の(土地込)利回りは、東京23区では新築でおよそ6%〜7%程度、地方都市で9%ぐらいが 一般的なスペックです。*アパートだともう少し良いですが…(但し、物件次第では大きく下回る可能性もあれば、利回り30%近いものや 大化けする可能性の物件も…。事業者の努力と目利き次第!)

 

一方、太陽光発電の場合は 想定で少なくても10%前後、多くが10%~12%の利回り(10kw以上の事業用)が見込まれているので、利回りという点からみてもメリットがありますネ。

その⑥

節税メリットが大きい

減価償却についてですが アパートの場合は建物部分のみが、木造(2×4)の場合22年、重量鉄骨造34年 鉄筋コンクリート造は47年 なので、同じ金額を比較した場合 償却金額は少なくなります。 1500万円の場合、1年目の償却金額(定率法)

木造        163万円

鉄骨        111万円

鉄筋コンクリート  68万円

 

 

同じく、太陽光発電の場合は減価償却期間が17年で、

償却金額は 190万円

1年あたり多くの金額を償却することが可能です。 「グリーン投資減税」の適用によって、初年度100%を 即時償却することもできます。

個人の高額所得者の場合は、初年度30%償却ができるので、 確定申告で支払った税金が、1500万円の所得の場合は、 250万円の税金が帰ってきます。

法人の場合 2000万円の利益の場合、2000万円の設備に 投資をすると、決算で727万円の法人税を払う必要がなくなります。

節税対策という意味でも メリットが大きいのが太陽光発電です。

 

(注)個人事業主、又は法人で青色申告を提出している方が対象

その⑦

家賃下落の心配が少ない

太陽光発電によって発電された電気は『固定買取制度』によって 平成25年度は、以降20年間は、37.8円/kWh(税共)での 全量買い取りが義務づけられています。(よほどの社会的変動が無ければ、期間も額も不変です)

 

つまり50Kwの太陽光の場合は、約200万円が20年間保証されるので 4000万円の収入が、毎月に分けて電力会社から振り込まれます。

 

生命保険の年金保険は、満期日までは年金はもらえませんが 太陽光発電投資の場合は、発電開始の翌月から 毎月売電金額が通帳に振込まれるので、家計が楽になるというメリットも大きいですよネ。

 

(注)設置場所・天候によって、発電量が変わります。

 

つまり、賃貸不動産でいう「空室」や「賃料」が下落する心配がありませんし、「家賃滞納」も心配なし!

 

そのため、太陽光発電投資は安定した収益が見込まれる 投資商品となっています。

その⑧

借入が低金利で 長期固定で借り入れが可能

国の支援で、日本政策金融公庫で長期固定金利(ナント0.55%~)で借入ができます。通常のアパート融資等と比べても 0.9%も金利がお得ですヨ。

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◆まとめ

・産業用太陽光発電は、今まで有効活用できなかったクズ土地OK! メンテナンスフリー・ローリスクで長期間、安定した収入が得られるが、資金調達が難しく 流動性(売却)に困る場合もあります。

 

・アパートは 好条件であれば数年で元手の回収が可能。ただし、修繕費や空室リスクがついてきます。

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